フランスの批評家 ロラン・バルトは、ある集団で使われている特徴的な言葉遣いを「エクリチュール」と呼びました。
例えば、、、
「ごきげんよう」はお嬢様のエクリチュール (言葉遣い)
「草生える」とか「それな」は若者のエクリチュール (言葉遣い)
他にもオタク、俳優、アーティスト、ダンサーなどの様々な集団のエクリチュールがあります。
僕たちは、こういった集団のエクリチュールを自分の意思で選択できる訳です。
そして、その集団のエクリチュールを選び取ることで、言葉遣いがその集団のように変化していくだけでなく、身なりや生活スタイルにも影響し始めるようになります。
ある特定のエクリチュールを選択することは、その集団の思想を受け入れることに他ならない訳ですが、バルトはエクリチュールにある危険性についても指摘しています。
それが、特定のエクリチュールだと気付かず使用すること。
世の中で正しいとされている言葉遣いは、男性という集団のエクリチュールである場合が多いらしいです。
女性軽視する言葉遣いで問題が多いのもこのせいでしょうか?
ネットサーフィンしてたら、おもしろい角度で描かれた漫画があったので載せておきますね。
ここから先はまた別の話になるので、載せてませんが、最初の男性のセリフは男性の集団のエクリチュールであることがよく分かったかと思います。
つまり、こういった特定のエクリチュールを使っている事に気付かないことが危険だといってるんですね。
みなさんも自分の言葉遣いを一歩引いて客観視するとおもしろい気づきがあるかもしれませんね。そして、気をつけましょう。
それでは、グッドバイブレーション!!